MCV、MCH、MCHC(赤血球恒数)
赤血球の平均容積・ヘモグロビン量・ヘモグロビン濃度をチェック
MCVの基準値 | 80~98 fℓ |
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MCHの基準値 | 28~32 pg |
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MCHCの基準値 | 30~36 % |
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* 健診・医療機関によって若干数値が異なります。
赤血球恒数の異常に関連する病気・症状
■赤血球恒数から疑われる主な貧血
赤血球恒数 | 疑われる貧血 | ||
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MCV | MCH | MCHC | |
基準値より小さい | 基準値より低い | 基準値より低い | 鉄欠乏性貧血、慢性的な出血による貧血など |
おおよそ基準値の範囲 | おおよそ基準値の範囲 | おおよそ基準値の範囲 | 再生不良性貧血、溶血性貧血など |
基準値より大きい | 基準値より高い | おおよそ基準値の範囲 | 溶血性貧血、巨赤芽球性貧血など |
貧血の種類を見当づける、赤血球恒数
赤血球恒数の評価は、貧血があると判断された場合に行われるものです。赤血球数・ヘモグロビン・ヘマトクリットの検査データから、赤血球の平均的な大きさ(MCV)、赤血球1個あたりの平均ヘモグロビン量(MCH)、赤血球中の平均ヘモグロビン濃度(MCHC)を算出。その数値から、どんな種類の貧血が疑われるかを判断します。
MCV・MCH・MCHCの計算式
●MCV(平均赤血球容積)
[ヘマトクリット値(%)÷赤血球数(106/㎣)]×10
●MCH(平均赤血球ヘモグロビン量)
[ヘモグロビン(g/㎗)÷赤血球数(106/㎣)]×10
●MCHC(平均赤血球ヘモグロビン濃度)
[ヘモグロビン(g/㎗)÷ヘマトクリット値(%)]×100