ぜひ受けておきたい、その他の検診
一般的な定期健診は、広く全身の健康状態をチェックするものです。
これに対し、「がん検診」など、特定の病気にしぼって検査を行うさまざまな「検診」があります。
がん検診
■早期に適切な治療を受けることで「治る」確率は高まります
がんは日本人の死因第1位です。しかし、がんの多くは、初期の段階で適切な治療を受けることで治る確率が高まります。完治に至るケースも珍しいことではありません。
婦人科検診
■女性のためのがん検診
女性には、乳がんや子宮がんなど、特に注意したい病気があります。婦人科検診は、これらをできるだけ早期に発見し、早期治療につなげるためのものです。定期的に婦人科検診を受けましょう。
骨粗しょう症(骨密度)検診
■寝たきりの原因にもなる骨粗しょう症を早期発見
骨を硬く、中身を充実させているのは、カルシウムを主成分とする骨塩です。その量(骨量)は、20~30歳代頃にピークに達した後、加齢とともに減少します(とくに女性は閉経後に急激に減少)。
脳ドック
■脳梗塞など脳の病気を早期発見
日本人の死因第3位の脳卒中は、脳の血管が詰まる脳梗塞や脳血管のこぶ(動脈瘤)の破裂などが招きます。こうした脳の異常を早期に発見し、卒中発作回避につなげるのが脳ドックです。
歯科検診
■80歳になっても自分の歯を20本以上保つために
栄養のバランスがとれた食事をおいしくいただくうえで、歯の健康は重要です。むし歯や歯周病などで歯を失うと、「かむ」ことが難しくなり、食べるものが制限されてきます。また、歯周病は生活習慣病の発症にも関係しています。