婦人科検診
女性のためのがん検診
女性には、乳がんや子宮がんなど、特に注意したい病気があります。婦人科検診は、これらをできるだけ早期に発見し、早期治療につなげるためのものです。定期的に婦人科検診を受けましょう。
■マンモグラフィ&超音波検査(エコー)
~乳がんのチェックに威力を発揮
マンモグラフィーとは、乳房のX線検査です。乳房を透明なプラスチックの板に挟んだ状態でX線撮影を行い、その画像から乳がんの有無をチェックします。乳房を観察したり(視診)、触ったり(触診)では見つけにくい小さながんも、マンモグラフィーで発見することができます。
また、乳房に超音波をかけ、その反射波(エコー)を画像化して異常がないかどうかをチェックする超音波検査が行われることもあります。超音波検査は乳腺の密度に影響を受けないため、乳腺が密な若い人にも適しているといわれています。
■子宮頸部の細胞診
~子宮頸がんのスクリーニング検査
子宮がんのうち、子宮の入り口(頸部)に発生するものを「子宮頸がん」といいます。子宮がん全体の約7割は子宮頸がんが占めます。
このがんのスクリーニング(ふるいわけ)検査として行われるのが子宮頸部の細胞診です。子宮頸部付近の細胞を検査器具でこすりとり、顕微鏡で観察します。細胞ががん化する一歩前の前がん状態(異型細胞)を見つけることも可能です。