よくわかる 健診・人間ドックガイド

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健診・人間ドック有効活用のポイント

健診・人間ドックを健康づくりに役立てるために、以下に紹介する有効活用のポイントを実践しましょう。


1.からだからのSOSをいち早くキャッチ

 生活習慣病の特徴のひとつは、発症初期や予備群の段階ではほとんど自覚症状がないこと。しかし、早い段階で手を打てば、病気の進行を抑えたり、発症を防ぐことが可能です。
 健診・人間ドックは、健康状態を確認し、からだの異常を早期に発見できる絶好の機会といえます。

2.生活習慣を振り返るきっかけに

 高血圧や動脈硬化、糖尿病などの生活習慣病は、その発症に過食や運動不足、喫煙などのライフスタイルが大きな影響を及ぼしています。
 検査結果の異常や悪化は、不適切な生活習慣のあらわれともいえます。検査結果を参考に、日頃の生活を振り返り、生活習慣の改善に取り組むなど適切に対処することが重要です。

3.検査の意味を理解しよう

 検査結果を見るときは、異常の有無をチェックするだけでなく、各検査で何がわかるのかをきちんと理解することが大切です。
 また、検査数値が悪化する原因や、異常がある場合どのようなリスクがあるのかも知っておきたいものです。検査結果を正しく理解し、生活改善に取り組む際のヒントとして活用しましょう。

4.検査数値の経年変化を見る

 年に一度は健診・人間ドックを受け、過去のデータと比較してみましょう。検査数値が正常範囲内でも、経年変化を確認して数値が悪化していないかチェックすることが大切です。

5.動脈硬化リスクの重複をチェック

 検査項目ひとつずつを見るだけでなく、全体を見渡して肥満・高血圧・脂質異常・高血糖などの動脈硬化リスクが重複していないかもチェックしましょう。

6.健康上の気になることを相談

 健診・人間ドックでは、医師や看護師による問診も行われます。からだの不調や気になる症状などがあったら問診の際に相談しましょう。